GGUSⅢ日記

お気に入り情報の発信です。マイフェイバリットな趣味やおすすめ情報をご紹介。

アトピー性皮膚炎 完治の虚実の件。

f:id:okiamiboil:20191028160442j:plain

 

アトピーとの長い付き合いで、アトピーに関する記事には多少敏感な方だと思っています。今では、あるアトピーの専門医のお話から、例えば半世紀の間にでも、かなりアトピーへの研究がなされて来たことが、伺えます。 

一方で世間では、アトピーは完治する様な記事も、見られたりしています。
当方の狭い範囲の経験と事実でしか語れませんが、当方はアトピー性皮膚炎を完治させた知人を、1人も知りません。 

当方も未だに、アトピーとは長いお付き合いです。

 さて、ある専門医のアトピー考のニュースでは、酵母に着目されて、その記事で甘いものを控えた結果、発症が治まるケースを掲載されていました。

 アトピーには甘いものは、控えた方がヨロシイそうです。
それは半世紀前からも、うたわれていました。

 否、当時はアトピーの患者には驚くくらいに、一般人が"好きそう"な食べ物が、極力食べない様にと推奨されていました。

 そんな当時、当方がお世話になっていたお医者さんが・・・

 「今、アトピーに関しては知る人の方が少なくて、アレルギー反応と混同されていますが少々違っていて、しかも現状では、症状を一時緩和できるのが精一杯で、これからも完治の可能性は、極めて少ないでしょう、一生のお付き合いです。けれども何時の日か、体質が変化して、アトピーの症状が緩和される場合がありますヨ」

 という極めて正直な先生のお話を子ども心に、今でも覚えています。
そしてそれが、現実になっています。

 現在、アトピーの症状は驚くくらいに当時の状況から比べれば軽減され、まさに劇的にその症状が"楽"になりました。

 アノ時のあの先生が言った通り、私のアトピー性の症状は、先生の言葉をそのまんまトレースする様に、一個人の歴史の様に振る舞っています。

 何しろ半世紀以上前のお話。けれども真実です。その先生ももはやこの世には居られない事でしょう。数多いお世話になったお医者さんの中でも、記憶に残る先生でした。

 その間のアトピーに関する医学的な進歩は、アトピーを患っている一人の当事者としては正直なところ、極めて緩慢で具体的にはステロイドへの依存を免れ得なく、他方で色々な臨床研究の成果を市場で吟味しているかの様な気がします。

 それはあくまでも、個人としての感想です。

 きわめて特殊な当方のケースでは、成人を迎えて30歳になる手前頃に、体質の変化が訪れた様な体感と言えます。

 加えて、思い返せば飲料水。"水"が、作用したのではないかと言う素人判断も、心に残っています。

 その間、飲み薬や塗り薬は一般的なアトピー患者の処方箋の通り。
特別な治療は何ら施していません。それはその時まで、幾度となくアトピーからの解放を乞い願ってきた治療方法への検索・探索の結果に裏打ちされた虚しさと、決して無関係ではありません。

 とにかく物心ついた時からその時までのルーチンなので、忘れるはずもありません。アトピーについて、今では当時以上に多くの人々に知られる世の中になりました。