GGUSⅢ日記

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高仕掛け|ブランド真鯛の船釣りの件

和歌山県の加太では明石や鳴門で釣れる紀淡海峡のド真鯛、ブランド真鯛を独特な仕掛で、釣らせてくれます。そんな船釣りのご紹介です。

真鯛は、太平洋側近海でも日本海沿岸でももちろん良く釣れていて、アングラーが年がら年中追い求める魚の王様。

しかも真鯛は釣り味の楽しい対象魚。獲物が海中から姿を現して、真鯛だとわかると、船釣りでは、笑みのこぼれない釣り人は先ずいないでしょう。

ましてや加太で釣れた真鯛なら有名旅館やホテル、めでたい席でしか味わえない程の高級真鯛が釣れるワケなのです。

真鯛の味は海域で、その美味しさに微妙な違いがあります。この付近の真鯛は独特の潮流にもまれ、身のしまりや真鯛独特の味の濃さが、有名です。

色々な海域で真鯛を釣って来て、食べ比べてみて、改めて実感させられています。チャリコクラスでも真鯛の味がシッカリ味わえるのには、驚かされます。

さて、ここでは一般の釣り方とは違う仕掛けを使って釣りを楽しみます。

 

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その仕掛けは高仕掛(たかしか)けと呼ばれています。


 

その詳細は、グレ(メジナ)用のシルバー針5号が6~7本、4号ハリスのサビキ仕掛けでオモリは30号。ただ、全長10mを越える長い仕掛けなのが特徴。

仕掛けが非常に長いのでウッカリしていると、アッという間にモツレてしまいます。

なので、先ずはオモリから海底に沈めて行き、針を1本ずつマグネット板に丁寧かつ順番にセットしていきます。

モトスは足元のカゴに収納しておくと、モツレません。


 

そして、針先の仕掛けですがコレがこの海独特の仕掛けになります。


 

針先の仕掛けがビニール製の疑似餌なのでです。

コレに真鯛が惹かれて嚙みついてくるわけです。


 

上図の様にビニールの先端を針に掛けます。この時注意したいのが、必ずビニール片先端の真ん中に針を掛ける事。

そうしないと、海中を魅力的にビニールの疑似餌がヒラヒラと優雅に流れてくれないから真鯛がソッポを向きかねません。

そのヒラヒラが、真鯛の食欲を刺激して思わず、ビニールの先端からカジリ出して行くイメージです。


 

その間、アングラーはただただ一定のスピードで仕掛けを巻き上げて行かなくてはいけません。

船長の指示棚から始めて、大体何処まで上げるのかも指示されます。その辺りまで上げてしまうと、クラッチを切って再び仕掛けを落とし込みます。

 

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基本はそれの繰り返し。タダタダヒタスラ巻いては落とし、巻いては落としの動作を繰り返します。その内、獲物がビニールをカジリ出しますがこの時、決して合わせてはいけません。

獲物はビニールの尻尾から針へ向かってカジッている様な感じで、徐々に針に真鯛の口元が近づい行く様な印象です。


なので、獲物が姿を現すまでは淡々と一定のスピードで巻き上げて行くわけなのです。そうすると・・・?


 

この日は60cm近い獲物がヒットしました。
次に場所を移して、青物を狙います。青物は青物用ビニールで狙います。


 

マダイ同様同じ攻め方です。この日は、・・・


 

メジロとサゴシが釣れました。真ん中の真鯛でも30㎝を越えているのですが、まるでチャリコの様です。

このクラスの真鯛でも、シッカリ真鯛の味を主張しますのでお刺身で十分堪能できます。その味は正しく高級真鯛

メジロもこの地の獲物ならではの他とは比べ物にならないくらい絶品な味でした。コリコリ感があるのに脂の乗りも十分味わえて、気が付けば口中で溶けて無くなっていくような感じです。

釣り好きの方なら是非味わっていただきたい加太の真鯛。ここで釣るなら高仕掛けをマスターしないといけません。

最後に蛇足ながら、マイタックルのご紹介を。・・・

 


 

 

このロッド、長さが丁度いいのです。

コノ釣りのためにセッティングされた長さです。そして穂先が堅牢で感度良好、コレが随分釣果に影響を及ぼします。

モチロン軽量。手持ちスタイルなので軽いのは何より大きなメリットです。

次に両軸リール。

 


 

 

 このリールは巻き上げ感が信じられないくらいに非常に滑らかです。

心地好いほどシルキーな感じ。この巻き上げ感を体験してしまえば、手放せない最高クラスの両軸リールだと個人的に感じて愛用しています。

加えて、獲物が引っ張るとラインが放出されますが、その時にキリキリと音で獲物のファイトを演出してくれます。

それが釣り人にとってスリリングでエキサイトな演出に感じるのですネ。一層満足感をソソル機能です。


パーミングも程よい大きさと形状で、疲れ知らずなリールです。余計な力がいらないフォルム。以上の組み合わせで最高の釣りが楽しめる事、間違いなしです。

サテこれからの季節、青物にも脂が乗り始めて針掛かりすれば、キリキリと音を立てて強烈なパワーでラインを引っ張りにかかります。

真鯛も首を振る振動がゾクゾクするほど手元に伝わって来て、船上で一汗握る攻防戦はワクワクドキドキですネ。

是非一度、味わっていただきい加太の真鯛釣りのお話しでした。 釣れたら最高級の真鯛を我が家で堪能しましょう。