GGUSⅢ日記

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ヤマハ ブルーレイディスクプレーヤー ハイレゾ 文化人類学

ヒトと波


原初的な人類が誕生したのは、2000万年前。

オランウータンとゴリラと、そしてチンパンジーらと将来の岐路を分かって人類は、独自にヒトの歴史を刻んで、狩猟採集を開始したのは、20万年前。

更に農耕牧畜を営んだのは、2万年前。

それがおおむね今の学術上での、有力な見解なのだそうです。

話変わってあらゆる動物は、生きるために"波"を捉える知覚・神経を発達させてきました。

それは音や光、海中では水圧の変化とかという”波”のこと。

その理由は多分、個体が捕食から免れるために必要な感覚なのは、何となく理解できます。

逆にそれを検知できれば、喰えるモノの在処(ありか)を知る術にもなる。 

 

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という事で動物である以上、波への反応という感覚がないと、地球上では生きては行けない。

当然ながら、ヒトにもそれ相応の五感を、授けられる事になりました。

二足歩行で両手が開いて、道具を作れる事が可能になって、同時に脳ミソ・脳神経も発達した。

オランウータンやゴリラ、チンパンジーよりある意味、運動神経は劣るモノの、脳細胞の発達でコミュニケーションの多様化と複雑化、思考の抽象化もゲットして"個"の繋がりが彼らより、より緊密に保てるようにもなって、社会性や集団での生き抜ける力を増幅して、地球上を跋扈(ばっこ)できる様になり、いつしか陸上を制覇する様になりました。

余談ですが、ウィルス・菌類は別の進化を遂げて、それ以上に繁栄しているのかもしれません。

さて、波の中の一つが、"音"。

"波"とは、波長や振幅・振動数で表される、一つの抽象的な概念。

音も波なら、光も電波も、エックス線も、風も、カラー(色)も波。

人は動物の中でも音を音楽として、楽しめる頭脳を授かりました。

人がそうなれたのは、どうやら過去の暮らしの中で、その根源たるタネが、培われたそうです。

そもそもヒトは茫漠とした砂漠の中では、何時までも生き抜くには適合できない動物だった様です。

あまりにも水分や捕食できる食い物が、足りないイメージもあってそれは、想像に難くない事です。

人が生き抜ける環境とは、水があり豊富な食糧があり、暮らしやすい環境、気温・湿度も必要でしょう。

という事でその様な場所は何処なのか?・・・と考えれば、砂漠や山の頂上より、森林や密林の方がどうやら正解に近しい様です。

その世界では、ヒト以外にもあらゆる動植物も生息しやすいから、食料にも事欠かない。

さて、その空間では色々な音がする。 

 

風が吹けば、葉のスレ合う音や鳥の鳴き声、虫の音等々・・・。

風だけじゃない、雨も降れば、音はするし、聞こえもする。

 

川の流れや色々な音を聞く事になります。

 

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ヒトと音楽


その内、ヒトは奏でる楽しさを知るようになり、吠えるのではなくて歌う事をするようにもなって、そもそも歌には心地よさとか感情にリンクしているし、知らず知らずに空いている手で何かを叩いて調子を取ったりもして、あるいは草笛とか原始的な楽器も作るようになって、いつしか音楽によるコミュニケーション機能の一部を担うまで、音とのお付き合いを声と道具(楽器)で、昇華するようになる。

つまりヒトはどうやら、生活環境で音楽を産み出したとも言えるのかもしれません。

 

その様な想像は、誰にでも思いつけそうです。

実際に文化人類学では、そのように唱えられているし、多くの文献が発表されたりして、その真実性も疑いはなさそうです。

音楽は、密林の生活から産まれた。

しかもそれは、農耕を覚える前から、ヒトは身に付け、親しんできた。

既に密林で長い間生き抜いてきた、その様な原住民には、16ビート・カウンターポイント(対位法)がすでに編み出されていて、何も昨今の、(とはいえ)クラシック音楽(西洋宗教音楽とか)の洗練化で、磨き上げられたモノでもなかった様です。

密林を離れて、農耕や牧畜の一次産業から二次・三次と人類は、生産性や社会性を肥大化させて、あるいは国家を作って巨大・強大化を図り、互いに競争したりして、森林にはなかったモノも作り上げてきました。

その歴史の中で楽器を誕生させて、打楽器や弦楽器、吹奏楽器に鍵盤楽器などの色々な音の産み出して、日々の生活や公然とした戦闘時には、兵隊を奮い立たせる役割もあったりして、楽器は益々発達した・・・。

それらの楽器はエキスパートも養成して、ついにはそれらで生業(なりわい)を営めるカテゴリーも誕生させました。

当然ながらそれらの登場は、生業が営めるほどの地位が与えられたので、作曲家とか著作権とかという発想も生まれる事にも・・・。

 

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音楽のカタチ


かつて、森林で原始的共同生活を営んできたヒトには、立派な楽器も無かったし、楽譜もなかった。

 

集団生活の肥大化、社会という仕組みの強大化と複雑化で、楽器とかも作ったりして、音楽は益々活用されることにもなった。

1940年代になってデジタルという発想が、具体的な計算機を開発できる時代になると、電化に伴いコンピューターが誕生して、今ではオーケストラ編成の様な音源を、シンセサイザーで作れる様にもなりました。

それどころか音符や作曲もMIDIの登場で、専門知識や楽器の使い方を身に付けるテクニックも以前の様な鍛錬・訓練を必要としないほど、音楽は個人に身近な存在になってきたと言えるでしょう。

LP盤からCDへの進化の頃は、ヒトの可聴域以外の音源を無残にも取り除いて、一頃前まではスカスカな無雑音な殺風景な頃もありましたが、これもブルーレイディスクの登場で、LP盤の頃を思い出させる音源に近づいている様です。

シンセサイザーの登場も初期の頃に比べれば、本物のピアノやギター、サックスと聴き間違えるくらいに進歩している様です。

一昔前のミュージシャンは、得意な楽器で作曲したりして、曲風に楽器の個性がマークされたりするなどと言われたりもしていましたが、シンセの進歩で、あるいはMIDIの登場で、その作風も益々変わって行くでしょう。

音楽は技術の進歩でその容姿も、ドラスティックに変身している様です。

中でも音楽にウルサイ音質にこだわるオーディエンスの中でも、特にウルサイ昔ながらのアナログオーディオファンですら思わず唸る、ハイレゾサウンドが、これからのオーディオの波に・・・?



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